石破内閣がマニフェストに掲げていた「国民の生活を守る」が成されているのか検証します。
参議院選挙も近づいてきたので正しい投票先を選定する上での一考察となります。
石破内閣発足後に起こった事象
2024年、石破茂内閣は「国民の生活を守る政治」を掲げて発足した。
ガソリン補助金の継続、物価の安定、安心できる日常――そんなスローガンが並んだ。
しかし、2025年春の今、現実はどうだろうか?
ガソリン価格と米価格。
私たちの生活に直結する“ライフラインの価格”に注目すると、石破政権の正体が浮かび上がる。
ガソリン価格について
ウクライナ戦争で一時期は原油価格が値上がりし、円安が進行していたためガソリン価格は上がっていました。しかし今は原油が増産されたため価格は下がり、トランプ政権発足後円高が進行しています。ならばガソリン価格は下がる方向に向かうはずですよね。
📊 ガソリン価格・原油価格・為替レートの推移表
燃料価格比較データ、ドル建て・円換算の両方を表示した燃料価格の比較表です。
時点 | 原油価格(WTI, $/バレル) | 為替レート(円/$) | ガソリン価格($/L) | ガソリン価格 (円/L) |
---|---|---|---|---|
2024年10月 | 69.6 | 152 | 1.14 | 173.2 |
2025年1月 | 72.5 | 155.2 | 1.19 | 184.7 |
2025年4月 | 58.2 | 143.7 | 1.3 | 186.81 |
ガソリン価格(日本・小売価格)
- GlobalPetrolPrices.com
世界各国のガソリン価格の週次データあり
👉 https://www.globalpetrolprices.com/Japan/gasoline_prices/
🛢 原油価格(WTIなど)
- Investing.com(日本語対応)
👉 https://jp.investing.com/commodities/crude-oil-historical-data
💱 為替レート(ドル円)
- Investing.com(為替履歴)
👉 https://jp.investing.com/currencies/usd-jpy-historical-data
■ 2023年〜2024年初頭の構図:
原油価格 | 為替 | ガソリン価格 | 政府の動き |
---|---|---|---|
高騰 | 円安 | 抑えられていた (170円台) | 補助金で価格調整 |
→ 政府は「ガソリン補助金(激変緩和措置)」を通じて価格を押さえ込む方向に機能していた。
→ 一部では180円超えそうなタイミングでも、価格は170円台に抑えられていた。
■ では今(2025年春)の状況は?
原油価格 | 為替 | ガソリン価格 | 政府の動き |
---|---|---|---|
下落 | 円高 | 上がっている(180円台) | 補助金縮小・廃止へ移行 |
→ 本来なら 下がるはずの局面で価格が上がっている
→ 政府は補助金をやめたのに、元売や流通業者がそのまま高値を維持
■ この構図が示すこと:
補助金がある時期は「価格が抑えられていた」
補助金が減ったら「価格は上がった」でも仕入れ価格は下がっているはず。
では、「補助金って本当に消費者に届いてたの?」
それとも、価格を“操作する口実”だっただけ?
原油価格は下がり、円高も進んだ。
本来ならガソリン価格は「下がる」はずだった。
しかし、現実にはむしろ高騰している。
補助金が段階的に縮小されたのは事実だが、企業の仕入れコストは下がっている。
それなのに価格が上がっている――この差額は一体どこに?
答えは簡単だ。企業の利益になっている。
米の価格は?
日本の米価格は近年急騰しており、韓国との比較でその異常性が浮き彫りになっています。以下に、2025年春時点での日本と韓国の米価格を比較し、その背景と問題点を整理しました。
🇯🇵 日本の米価格(2025年春)
- 平均小売価格:5kgあたり約4,214円(1kgあたり約843円)
- 前年同時期の約2倍に上昇
- 2024年6月頃までは5kgで2,000〜2,200円程度だったが、2025年3月には5kgで4,000円を超えるケースも
- 適正価格の試算:5kgあたり約2,918円(1kgあたり約584円)
- 生産から小売までのコストと平均的な利益を加味した価格
- 実際の小売価格はこれを大きく上回っており、流通段階での「超過利潤」が発生している可能性が指摘されている
- IBニュース弁護士法人T&N長友国際法律事務所JAcom
🇰🇷 韓国の米価格(2025年春)
- 平均小売価格:10kgあたり約4,000円(1kgあたり約400円)
- 日本の価格の約半分
- 背景:
- 韓国も減反政策を実施しており、生産量は調整されている
- しかし、政府の備蓄米放出や流通の効率化により、価格は安定している
- 弁護士法人T&N長友国際法律事務所株式会社エデンレッドジャパン+2JAcom+2朝日新聞+2
🔍 比較と問題点
- 価格差:日本の米価格は韓国の約2倍
- 背景要因:
- 日本では、減反政策の影響や流通構造の問題により、価格が高騰
- 特に、JA(農業協同組合)による流通の独占や、政府の備蓄米放出の遅れが指摘されている
- 消費者への影響:
- 高騰する米価格により、消費者の負担が増大
- 一部の日本人は、韓国で米を購入して持ち帰る動きも見られる
- 弁護士法人T&N長友国際法律事務所
日本の米価格の高騰は、単なる市場の需給バランスの問題ではなく、政策や流通構造の問題が深く関与しています。韓国との比較により、その異常性が明確になっています。
「同じ政策をとっているはずなのに、なぜ日本だけこんなに高いのか?」
農林水産省もJAも、明確な説明をしていない。
誰も責任を取らず、誰も価格を下げようとしない。
この構造は、国民の生活を犠牲にして成り立っている。
石破内閣のマニフェストとの矛盾
石破内閣は「国民の生活を守る」と明言していた。
だがその実態は、「生活必需品の高止まりを放置し、補助金がなくなったら価格を吊り上げて、企業に利益を還元した」だけである。
- 原油安・円高 → ガソリンは上がった
- 国産米の供給は安定 → なぜか2倍に高騰
これは失政ではない。民衆に転嫁された圧政だ。
政府は「市場に任せている」と言いながら、実際には:
- 補助金を出す時期と量をコントロールし
- 備蓄米の放出タイミングを操作し
- JAや元売企業とともに“価格が上がる方向”にだけ働きかけている
つまり、国民の支出が増える方向に“価格を統制”しているのです。
石破政権は価格を放任しているのではない。
国民の負担が増える方向にだけ“選択的に価格を統制している”それは民間が勝手にやっているのではなく、
制度の設計として“そうなるように組まれている”これが異常でなくて何なのか。
◆ 参議院選挙に向けて、国民が問うべきこと
いま、私たちの生活は“静かな圧政”に晒されています。
ガソリンも、米も、安くなるはずの状況で高止まりしている。
これはただの経済現象ではありません。
制度によって仕組まれた異常であり、政治の責任です。
🗳 では、次の参議院選挙で何を基準にすべきか?
✅ 問うべきは、たった3つの問いです:
- ガソリンや米の異常価格について、あなたは言及していますか?
- その高止まりの構造を変える気がありますか?
- 国民の生活を“負担させる方向”への統制に、異を唱えていますか?
❌ それを語らず、選択的夫婦別姓やジェンダーばかり叫ぶ政治家へ
今は“名前”を変える前に、“生活”を変えなければならない。
米も買えない、車も動かせない、
そんな国で「姓を自由に選べる」ことが何の意味を持つというのか?
✅ 真に問うべきことは、次のとおりです
- この異常を異常と認め、正常に戻そうとしている候補者は誰か?
- この状況に沈黙しているのは誰か?
- 利権を守っているのは誰で、生活を守ろうとしているのは誰か?
🔚 結論:あなたの1票が、搾取構造を支えるか、破壊するかを決める
「誰の生活を守るか」ではない。
「あなたの生活を守る気があるか」――それだけが、次の選挙で問うべきことです。
そしてそれを語らない候補者は、“最初から“守る気のない者”です。

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