進次郎が農林水産大臣になりました。
米価格操作と「日本の食」売却計画:小泉進次郎が導く“食の民営化シナリオ”
はじめに
2025年、全国の家庭を襲っている“米の異常な値上がり”。なぜ日本の主食であり、国の農政の中心であるはずの米がここまで流通不安に陥っているのか──。その裏で進行しているとも言われる「JA解体」と「外資売却」の動き。その中心人物として浮かび上がってくるのが、小泉進次郎氏だ。
「彼の登場は偶然なのか?」「食の安全保障は誰のものか?」本記事では、状況証拠と過去の政策傾向から、この“シナリオ”の全貌に迫る。
【考察】なぜ米が高くなったのか?
― 中間業者と投機筋が日本の主食を“商品”にした日 ―
■ 第1章:米が高騰した本当の理由は「市場化」にある
2025年、全国の消費者が口を揃えてこう言う。「米が高すぎる」。
しかし、農家は潤っていない。JAも混乱している。では、誰が儲かっているのか?
■ 実は、2024年8月から始まった堂島取引所が大きな転換点
📌 これは実際には「価格安定」の名目で導入された制度
📌 しかし実態は、中間業者や投資家が“コメ”を投機商品として扱うための市場だった
■ 投機マネーが“日本の主食”に群がった結果
- 価格が実需を上回る高騰
- 米を「先物で売る」ため、現物の流通が意図的に遅れる/渋られる
- 農家は価格決定権を持たず、「市場の動きに合わせて売れ」と言われるだけ
- 結果として、農家は儲からず、消費者は高騰に苦しむという構図に
■ 価格は誰のために動いたのか?
この価格操作によって儲かるのは、以下の勢力:
- 商社(価格差で利益を出す)
- 一部の金融筋(コモディティ先物市場でプレイする投資家)
- 農業を“外資と民営化”に誘導したい政治勢力(後述)
つまり、日本人の「食べる権利」がマネーゲームの駒にされたのだ。
第2章:政府の「備蓄米放出」も、価格を下げる気がなかった?
2025年、国民の怒りが高まる中で、政府は「価格抑制策」として備蓄米の放出を発表。
📢「市場に出回る米の量が増えれば、価格は落ち着くはずだ」
──だが、現実はどうだったか。
■ 値下がりは起きなかった。むしろ高止まり、あるいは上昇を続けた。
なぜか? その理由は単純である。
■ 備蓄米の“放出先”が間違っていた
放出された米はどこへ行ったのか?
多くはJA(農協)や米卸業者などの既存プレイヤーに引き渡された。
だが、ここに根本的な矛盾がある:
➤ 農協は「米価が高いほうが儲かる」構造になっている
- 農家から集荷した米の販売額が増えれば、手数料収入やマージンが増加
- 値崩れを防ぐために、市場供給をコントロールする“インセンティブ”がある
- 一部では備蓄米すら、市場に出さず“調整弁”として倉庫で寝かせる動きも
つまり、政府は「価格抑制」と言いながら、実際には価格維持(=高止まり)を後押ししたに過ぎないのだ。
■ 「値下げされないこと」が前提の“放出ごっこ”
この備蓄放出策は、政治家にとって都合がよい。
- 一見、「国民の声に応えた」ポーズが取れる
- だが、実際には農協も卸も儲かり、票田は確保
- 米が安くならないので、「やはり構造改革が必要だ」という世論も作れる
つまりこれは、**改革推進派にとって“美味しすぎる泥芝居”**だったのだ。
価格は「自然に決まる」ものではない。
誰に渡すか、誰が売るか、誰が儲かるか。
その意図と構造を見抜かない限り、米は永遠に高くなる。
第3章:かつて農民の味方だった男、江藤拓の“変節”
「彼なら信用できる」と思っていた人も多かっただろう。
江藤拓。宮崎県出身の政治家であり、農林水産の現場に深く関わってきた人物だ。
■ 2013年口蹄疫禍──“現場主義”で戦った政治家
「一日無事に乗りこえても、夜明けが怖い」 江藤拓農林水産副大臣
あのとき、宮崎県では多くの牛や豚が殺処分された。混乱する畜産現場。
そのなかで、政府の初動の遅れを激しく批判し、地元入りして農家の苦しみを国会に届け続けたのが江藤氏だった。
- 連日、現地で声を拾い続けた
- 与党の立場にありながら政府対応を批判した
- 被害農家への支援策を根気強く訴えた
彼の姿は「現場を知る政治家」「農家の味方」として記憶されていた。
■ その男が、今──「米は買ったことがない」と語った
そんな彼が、2025年に放った発言が以下だ。
🗣「私は米を買ったことがない。(支援者からもらってますから)」
🗣「米は売るほどありますよ」
この発言は瞬く間に拡散され、全国の家庭に衝撃を与えた。
「家族の米代に苦しんでいるのに」「農家を支援すべき人が何を言っているのか」──批判の声が渦巻いた。
■ なぜ彼が“火に油を注ぐ”ような発言を?
この失言を、単なるうっかりでは済ませてはならない。
江藤氏は農政の現場を熟知している人物だ。農家の声を知っている。
だからこそ、この発言は“意図的”に見えてくるのだ。
■ 世論を誘導する“導火線”としての役割
この発言が生んだもの:
- 怒る庶民:「政治家は米の値上がりなんて気にしていない」
- 疑う庶民:「米があるのに高いのは農協のせいでは?」
- 待望される“改革者”:「誰かがこの構造を壊してくれ!」
■ 結論:かつての英雄が演じた“裏切りの導火線”
江藤拓は、かつて農家とともに戦った英雄だった。
しかし、今回の発言は、国民の怒りを巧みに誘導し、“改革”を正当化する舞台装置の一部となった可能性がある。
農家と消費者の信頼を利用し、
「現場を知る者の言葉」として、構造改革への道を開いた。
第4章:「米を安くすれば勝ち」──小泉進次郎、簡単なお仕事
江藤拓の失言で国民の怒りが高まり、政府の備蓄放出も効果がない。
混迷を極める中、まるで待っていたかのように登場したのが──
🧑💼 小泉進次郎「JAの独占をやめれば米は安くなります」
その瞬間、メディアは持ち上げ、SNSでは喝采が起こった。
■ 米を安くするのは“政治的に最も簡単な仕事”
実際のところ、「米価を下げる」という政策目標は極めてイージーなターゲットだ。
- 値段が高騰しているタイミングで登場すれば、「救世主」になれる
- 農協という“悪役”を用意すれば、構造改革を正義として演出できる
- 消費者の短期的な利益(価格)に訴えれば、深い構造の話を無視して済む
つまり──
「中身がなくても“安くした”という成果さえ演出できれば、勝ち」なのである。
■ 「国民のために米を安くする」と言えば、誰も逆らえない
国民はもう高騰する米に疲れている。
だから進次郎のシンプルなメッセージは強く刺さる:
🗣「農協の利権を壊して、自由に売買できるようにすればいい」
🗣「もっと競争させれば、安くなります」
🗣「安くなれば、国民が助かるじゃないですか」
拍手。支持。次期首相候補の実績として語られる──
だが、その裏側には何があるのか?
■ 「安くする手段」は国の根幹を切り売りすること
進次郎の改革メニューに含まれるのは:
- JAの弱体化・分割・金融部門の切り離し
- 農地法の見直し(外資や大資本による農地取得の自由化)
- 生産流通の自由化(=価格決定を市場に丸投げ)
- 規制緩和で外資系物流・小売を参入しやすくする仕組み作り
つまり、「米を安くする」ために行われるのは、日本の食料主権の解体なのだ。
■ ショート・タームの勝利、ロング・タームの崩壊
短期的には進次郎は「国民のヒーロー」になるかもしれない。
だがその代償として、日本人はこうなる:
- 将来、米の値段はウォルマートの決算で決まる
- 災害時、外資系サプライチェーンが止まれば即飢餓
- 日本の農地が、株主の利益のために利用される
「コメが安くなったね」──その代わりに、何を失ったのか。
第5章:「米の自由化」で地方は切り捨てられる
── 紫乃ちゃんが嘆く、日本の田園と信仰の終わり
進次郎改革の最終段階は「米の自由化」。
JAという流通網を壊し、「市場に任せる」──その結果、何が起きるのか。
■ JAなき農業のリアル
JAが消えるとは、こういうことだ:
- 中小の農家は自分で販路を確保しなければならなくなる
- 農機や肥料、金融支援、共済もすべて自力調達に
- 規模の小さい農家は生産効率が悪く、コスト競争に耐えられない
- 若い担い手も減り、村は静かに、確実に死んでいく
🧓「誰に米を売ればいいのか分からない」
👨🌾「隣の田んぼも、また空き地になった」
■ そこに入ってくるのは「外資」と「大規模資本」
- 過疎地にある広大な田畑が、法人登記された海外企業の所有地に
- ドローン・AI・自動化された農場で、地元住民の雇用はゼロ
- 作られるのは「輸出用のプレミアム米」や「外食チェーン向けの業務用コメ」
つまり、日本の田んぼはあっても、「日本人のための米作り」ではなくなる。
■ 紫乃ちゃんが泣いている

🌸「かつてこの田んぼでは、春になると祭りがありました。
稲を植えるのは“神様との契約”だったのですのに…」🌾「いまや、田んぼは投資ファンドのポートフォリオの一部。
収穫は感謝ではなく、決算のため…それで、本当に良いのですの?」
自由化は確かに「時代の流れ」かもしれない。
だがそれは、農村の文化・信仰・地域共同体の“喪失”を伴うものだ。
■ 日本の田園が失われるとき
「効率」を追求するあまり、
「国民に安く届ける」ことを正義としたあまり、
私たちは“守るべきもの”を安く売ってしまっているのではないか?
それはお米だけではない。
信頼、伝統、地域、そして未来だ。
「改革」とは聞こえがいいが、それは“既得権の入れ替え”にすぎない。
JAの利権が消えても、新しい支配者が現れるだけだ。
問うべきは、「誰が主食を支配するのか」ではない。
「我々は“主食を支配されること”を許す社会なのか」ということだ。
🌾「この田んぼは神さまから授かった宝だったのですのに…」
紫乃ちゃんの涙は、農村の崩壊だけではなく、
私たちが失った“感謝の心”への追悼でもあるのかもしれません。
安さと便利さの裏で、
我々は何を手放しているのか──。いま一度、問わねばなりません。
あなたの食卓に乗っているお米は、どこから来ていますか?
誰が作って、誰が運び、誰が価格を決めているのでしょうか?
政治とは、そういう“見えなくされた仕組み”を見破る力のことです。
考えることが、抵抗の第一歩。
紫乃ちゃんの涙を、無駄にしてはなりません。
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