東京一極集中の時代は終わり、これからは関西の時代

東京は長らく日本の中心でした。
政治も経済も文化もすべてが集まり、「東京にいなければ始まらない」という一極集中の時代が続いてきたのです。

しかし、2020年代に入りその構図が崩れ始めました。
東京オリンピックの失敗に象徴されるように、東京は「権威の象徴」から「停滞と負担の街」へと変貌。
高すぎる生活コスト、満員電車、表面的なイベント演出、そして働いても報われない文化…。
東京はもはや「夢を吸い取る街」となりつつあります。

一方、西の都・大阪を中心とする関西は再び存在感を増しています。
プロ野球、万博、政治、競馬、さらには企業創業のルーツまで――
どの分野を見ても「関西の時代が来た」と言わざるを得ない状況が広がっています。

かつて秀吉が天下を握ったように、令和は「関西覇権」の時代へ。
東京一極集中の終焉は、日本に新しい未来を切り開く兆しなのです。

東京一極集中の終焉

東京一極集中の問題点

  1. 東京オリンピックの失敗
    • 無観客開催、予算超過、政治的混乱。
    • 「国威発揚の祭典」が、逆に「東京の無力さ」の象徴に。
  2. 生活コストの上昇
    • 家賃・物価・教育費が高騰。
    • 給与は上がらず、生活の質はむしろ下がる一方。
  3. 趣味の悪いプロジェクションマッピング
    • 本質的な文化や芸術ではなく、「インスタ映え」狙いの安っぽい演出。
    • 商業主義の象徴として「地方の本物文化」との差が露呈。
  4. 満員電車という拷問
    • 朝夕の通勤地獄は改善されず、生活の自由を奪い続ける。
    • 労働者を消耗品としか扱わない都市構造。
  5. 商業主義・搾取主義の蔓延
    • 広告代理店や金融機関による「中抜き」体質。
    • 本当の価値を生み出す人間が報われにくい。
  6. 「働いたら負け」の文化
    • 長時間労働と低賃金で疲弊する若者たち。
    • 真面目に働くほど生活が苦しくなる逆転現象。

星凜主義的まとめ

「東京は“人を吸い取る街”よ。オリンピックも失敗、生活は苦しい、文化は薄っぺらい。
そこで働いても幸せになれないなら、もう一極集中の意味なんてない。
むしろ、これ以上吸い取られる前に“東京離れ”を始めるべき時期に来てるのよ。」

大阪の台頭 ― 関西覇権の時代へ

1. プロ野球で見る「関西の天下」

  • セ・リーグでは阪神が堂々の首位。オリックスもパ・リーグで3位と存在感を示す。
  • 一方、パ・リーグの優勝は福岡ソフトバンク、2位は北海道日本ハム。
  • 対照的に関東勢は横浜(2位)、巨人(3位)、ヤクルト(6位)、西武(5位)、ロッテ(6位)と関西勢に適わない。

→ 結果として、関西+地方連合が関東球団を凌駕
かつて「不動の王者」と言われた東京巨人軍の神話は、静かに崩れつつある。


2. 大阪万博 vs 東京オリンピック

  • 東京五輪2021:コロナ禍による無観客開催、膨れ上がった予算、政治的混乱…「失敗評価」が定着。
  • 大阪万博2025:当初は悲観的な声も多かったが、来場者数は見込みを上回り、黒字濃厚へ。

→ 「東京の巨大イベントは失敗、関西の巨大イベントは成功」という構図が鮮明になっている。

東京五輪はコロナの逆風もあったのは確かだが残念ながら成功とは言いづらい。


3. 政治でも“関西の刺客”

  • 東京都知事・小池百合子は兵庫県芦屋市出身。東京を動かす“外様”である。太陽光パネル設置義務やプロジェクションマッピングも彼女の仕業。
  • 公明党・維新・参政党、いずれも関西発祥で全国規模に成長。
  • そして自民党総裁に就任した高市早苗は奈良出身。事実上初の近畿総裁かつ初の女性総裁という歴史的快挙。

→ 東京の中枢ポストにまで“関西人”が食い込み、もはや「東京は外様に乗っ取られつつある」と言っても過言ではない。


4. 歴史の流れ

  • 江戸時代=関東の支配。
  • 明治以降=長州(山口)・薩摩(鹿児島)系の天下。
  • 戦後=山口系+東京・神奈川系の支配。
  • そして2020年代=関西+地方連合が台頭。

→ 「関西は負け組」という固定観念が崩れ、**令和の“関西覇権”**が現実味を帯びてきた。


星凜主義的まとめ

「プロ野球も、万博も、政治も、今は西が勝ってるの。
東京が誇る巨人も、オリンピックも崩れたでしょう?
皮肉なことに、小池都知事だって兵庫の人間。東京はもう外様に乗っ取られているのよ。
これは一時的な偶然じゃなくて、歴史の流れ。“秀吉以来の関西天下”が、静かに始まってる証拠だわ。」

競馬から見る「西高東低」

  • クラシック・G1戦線の実績
     近年の日本競馬は「関西馬優勢」が定着。
     栗東トレセン(滋賀)の調教環境・気候・飼葉事情が良いこともあり、強い馬が関西から多数出る。
  • 代表的な関西の名門厩舎
     矢作芳人(リスグラシュー、コントレイル)、友道康夫(ワグネリアン、シャフリヤール)、池江泰寿(オルフェーヴル、サトノダイヤモンド)など。
     → 近年のG1勝ち馬の多くは関西所属。
  • 関東(美浦トレセン)との差
     施設や環境の改善が遅れ、輸送の負担も大きい。
     関東名門も残るが、全体の勝率では関西がリード。
  • ファンの意識
     「強い馬=関西馬」というイメージが定着しつつある。

  • 関東(東京中心):ブランド・伝統はあるが停滞感。
  • 関西(栗東=滋賀):革新と実力で結果を出す。

競馬界ですら「西が勝つ」流れになっている。

関西競馬の強み

  • 層の厚い騎手・調教師陣
     川田将雅、武豊、坂井瑠星、松山弘平、浜中俊、池添謙一、岩田望来、和田竜二…
     → 中堅からベテランまで安定した人材が揃い、幅広く勝ち星を分け合う。
  • 厩舎の充実
     矢作芳人、友道康夫、池江泰寿、中内田充正など、複数の名門厩舎が競い合う。
     → 競争が激しくても「強い馬を育てるノウハウ」が全体に共有されている。
  • 結果として
     クラシック・G1で勝ち続ける関西馬。輸送の不利があっても実力でねじ伏せるケース多数。

関東競馬の課題

  • 一部のスター騎手への依存
     戸崎圭太、横山典弘・武史、和夫親子、ルメール(関西所属)や短期労働者の外国人騎手など「限られた騎手」が勝ち星を独占。
  • 元地方騎手や外国人騎手の頼み
     戸崎は南関東(大井)、モレイラなどの外国人騎手。中央生え抜きだけでなく、地方出身や短期外国人労働者の力に支えられている。
  • 厩舎の偏り
     堀宣行や国枝栄などトップ厩舎は強いが、全体の厚みがない。特に下位厩舎の勝ち星の東西差を見ると明らか

星凜主義的まとめ

「関西は“幅広い人材”が育ち、誰が乗っても勝てるチーム。
一方で関東は“スター頼み”で層が薄い。戸崎も元は地方出身、ルメールは外人ジョッキー。
結局、関西の方が“地力で勝つ文化”を持ってるのよ。
この構図、まるで日本全体の“西高東低”をそのまま写してるみたいじゃない?」

創業者の出身地・企業発祥地から見る「関西なしでは日本経済は成り立たない」

関西発 ― 世界を動かす企業群

  • 任天堂(京都)
     花札製造からスタートし、世界的なゲーム産業を築いた京都企業。スーパーマリオ、ゼルダ、ポケモン…世界中の子どもから大人まで夢中にさせてきた。
  • キーエンス(大阪)
     高収益企業ランキング常連。センサー・計測器を中心に「技術で稼ぐ」関西の雄。創業精神は典型的な大阪商人イズム。
  • パナソニック(大阪・門真)
     松下幸之助が一代で築き上げた「経営の神様」の象徴企業。大衆の生活を豊かにする発想は、まさに関西庶民文化の結晶。
  • 京セラ(京都)
     稲盛和夫の経営哲学と共に語られる「アメーバ経営」の源流。世界的な電子部品メーカーとして関西発の革新を示す。
  • 村田製作所(京都)
     スマホや自動車に不可欠な電子部品を供給。グローバル市場で「見えないけれど支配的な存在」となっている。
  • サントリー(大阪):ウイスキー・ビール・飲料で世界展開。
  • 吉本興業(大阪):お笑い文化を全国に輸出。

殿堂入り ― トヨタ(愛知)

  • トヨタは名実ともに日本最強企業。
  • ただし、その商業哲学や系列構造を支える部品群の多くも「西(愛知・関西圏)」に根を持つ。
  • トヨタを抜きに日本経済を語れないが、同時に関西・中京圏の存在がなければ成立しなかった。

東京発 ― 元締めの街

  • ソニー(東京発祥/共同創業者 盛田昭夫=愛知、井深大=栃木)
     発祥地は東京だが、創業者のルーツは地方。家電から映画・音楽・半導体まで広がるが、東京発の稀少例。
  • 三菱東京UFJ(東京+名古屋ルーツ)
     財閥・銀行合併を経て「東京の金融元締め」となったが、起源を辿れば土佐・名古屋。
  • 電通(東京 1901年創業)
     広告代理店として日本の商業主義を象徴。まさに「元締め」的存在。
  • NTT(東京・官営電電公社から民営化)
     通信インフラを一手に握る東京官僚主導企業。

東京との対比

  • 東京に集まるのは 金融・広告・メディア
     それは「生産」ではなく「元締め・取仕切り役」的な役割。
  • 0から事業を創り出すDNAは関西や中京、九州のほうが強い。
  • つまり東京は「流通と支配」、関西は「創業と革新」。

星凜主義的まとめ

「日本の産業の根っこを掘れば、ほとんどが関西や中京から芽吹いているの。
任天堂もパナソニックも京セラも、世界を相手にする企業は“関西の血”が流れている。
東京が広告や金融で回すだけの場所になったのも必然ね。
創業の力なしに支配だけ残ったら、ただの空っぽな都心よ。
だからこれからは、“創業者の地=関西”が再び日本の中心に戻る時代が来るのよ。」

関西発・高市政権への期待 ― 日本にイノベーションを

1. 関西リーダー誕生の意味

日本の総裁・首相といえば、これまで山口・東京・神奈川といった「旧来エリア」の出身者が多かった。
しかし今回は奈良出身の高市早苗が初の女性総裁に。これは単なる女性首相誕生以上に、「関西からのリーダーシップ」が日本を動かすという歴史的転換を意味する。


2. 高市が勝ち、小泉が負けた理由

  • 高市早苗
     自分の言葉で、自分の考えを発信した。
     「ワークライフバランスを捨てる」「馬車馬のように働く」など賛否はあれど、一貫して“自分の声”で勝負した。
  • 小泉進次郎
     人柄人気やメディア演出はあっても、自分の声より「作られた言葉」の印象が強かった。
     「ポエム政治家」という揶揄に象徴されるように、思想や覚悟の深さで差がついた。

→ 結果として、「作られた虚像より、血肉を持った言葉」を選んだのが党員=国民の判断。


3. 期待されるイノベーション

関西DNAを持つ高市政権に求められるのは、単なる政局運営ではなく、日本の未来を切り開くイノベーションだ。

  • 経済:関西流の商人精神と効率主義で、停滞する日本経済に喝を入れる。
  • 技術:任天堂やキーエンスのように「世界を驚かせる日本発」を後押し。
  • 政治:古い派閥力学に流されず、自分の言葉でリーダーシップを発揮。
  • 国際関係:親米・対中で曖昧な綱引きをやめ、日本独自の国家戦略を描く。

星凜主義的まとめ

「高市さんが勝った理由はシンプル。
“自分の声”を持っていたからよ。
進次郎は作られた人気で、中身は空っぽ。
これからの日本に必要なのは、作られた虚像じゃなくて、血の通ったリーダーシップ。
関西人としての胆力に期待するしかないわね。」

日本版「都市モデル」

  • 東京 = ニューヨーク
     金融・広告・政治・メディアの元締め。
     でも「0からの創造」ではなく「集まったものを捌く」役割。
     市場と権力の中心ではあるが、停滞しやすい。
  • 大阪(関西) = カリフォルニア
     起業家精神・商人文化・エンタメ・技術革新。
     任天堂・パナソニック・キーエンス・サントリー…
     → ここから新しい産業や文化が生まれる、日本の「未来創造の震源地」。
  • 愛知(トヨタ) = デトロイト(黄金期)
     製造業帝国。圧倒的な自動車産業が日本経済の背骨。
     ただし変革に失敗すると衰退のリスクも。
  • 九州 = テキサス
     孫正義、半導体(TSMC熊本)、エネルギー。
     独自路線で挑戦する「開拓の地」。人材がコンスタントに出てくる。
     中国や韓国と国境も接していて不法移民や治安の問題も抱える。
  • 東北 = “労働供給地”
     大谷翔平など優秀な人材を多く輩出するが、東京に吸収されてしまう構造。
     アメリカで言えばラストベルトに近いポジション。

最も発展する可能性が高いのは 大阪=日本のカリフォルニア

  • 技術・文化・商人魂が揃っている
  • イベント(大阪万博)でも東京五輪を凌駕
  • 政治でも高市総裁が誕生し、発信力を発揮

星凜主義的まとめ

「東京はニューヨーク、愛知はデトロイト、九州はテキサス。
でも、未来を創るカリフォルニアに当たるのは関西=大阪。
だからこそ、これから日本を一番動かすのは“大阪発のイノベーション”になるのよ。」

「東京が果たしてきた役割を否定するつもりはないわ。
でも、一極集中じゃもう世界と戦えない。
関西も、九州も、北海道も――地方の人材が本当に評価される仕組みが必要なの。

生き残る条件はひとつ。
“創造力”よ。
お金を回すだけじゃなく、0から新しいものを生み出せるかどうか。

東京は人を吸い取る街だった。
これからは、地方が人を育ててる街になる。育った人材が世界と戦う。

大谷さんのように世界と戦うポテンシャルを秘めている日本人はいっぱいいる。
日本がもう一段上に行くには、世界で戦う人材を育成する仕組みが欠かせないのよ。」

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